子供の知育おもちゃとしておすすめの上位に紹介されるパズル。幼児期のうちからパズルで遊ぶと、図形に強くなる、算数脳が養われるなんて言われていますよね。
我が家の子供たちも、
0歳の赤ちゃんの頃から型はめパズルで遊び
1歳でジグゾーパズル20ピースを完成
3歳でジグゾーパズル100ピースを完成
5歳でジグゾーパズル500ピースを完成
8歳でジグゾーパズル1,000ピースを完成
できるようになり、おかげさまで、図形が得意な小学生になりました。ただ、長女は割とパズルが大好きでしたが、次女はあまり好きではなく、全くやりたがりませんでした。
そんな対照的な子供たちがパズル好きになり夢中になった経験から
「パズルがもたらす知育効果とは」
「どんなパズルを選べばいい」
「パズルが苦手な子をパズル好きにさせるには」
について答えながら、2歳児、3歳児、4歳児、5歳児、6歳児以上、小学生とそれぞれの年齢に適したおすすめのパズルをご紹介します。
Contents
パズルがもたらす効果とは
小さい幼児期からパズルをすることで得られる効果は大きく分けて3つあります。
集中力とやり遂げる力が身につく
パズルを完成させるためには、試行錯誤をくりかえしながらじっくりと絵を完成させていかなければなりません。
数あるピースの中からつながるもの同士を見つけてピタッとつながった時の感動。そして一枚の絵にだんだんと近づいていく面白さがいつしか完成させたいという欲求になります。そうすると夢中になり没頭するあまりにお腹が空いているのも忘れるということも。
こういった集中力はこれから文字や数字などの学習する前の幼児の段階で身につけておきたい能力です。
達成感と充実感そして自己肯定感が得られる
パズルを完成させると「できた!」という達成感とそこから得られる充実感を味わうことができます。この感覚を味わうと、さらに
「難しいものにチャレンジしたい」
「自分ならできる」
という意欲と自己肯定感や自信が生まれ自分から積極的に取り組む姿勢が育まれます。そして成し遂げた時に得られる喜びを味わった体験を遊びの中で培っておくと、算数などの難易度の高い問題にぶつかっても諦めることなく、自分で考え脳を働かせながら答えを導き出そうと集中し楽しみながらチャレンジすることができるようになります。
手先の巧緻性と知覚統合力が高まる
パズルは頭で考えながら手先でつまんでピースをピタッとはめていく作業になるので幼児のうちから始めると自然と巧緻性が高まります。
また、ジグソーパズルを完成させるためには、パーツの形や配置などを目で見た情報を取り入れながら、完成図をイメージして組み上げていく必要があります。脳の大部分を占める前頭葉を活性化させ、手を動かすことで、全体を意識しながら部分を関連付けてまとめる「知覚統合」の力を伸ばすことができます。
どんなパズルを選べばいいの
いざパズルをスタート。でも、このパズル選びがとっても重要です。間違ったパズルを選ぶと効果どころかパズル嫌いになり逆効果なんてことも。そこで、パズルの基本的な選び方をご紹介します。
まずは簡単なものからスタート
子供の力にあったものを選ぶことが重要です。
最初から難易度の高いパズルを与えると、最後までやり遂げれことができず、『パズル=難しい』という認識を植え付けてしまい、パズルが嫌いになってしまう恐れがあります。
「これは簡単すぎるかなぁ」くらいが丁度いいです。
また、もし興味を示さなくても、焦りは禁物です。
無理強いするのはやめてすぐに片付けてください。やってみたいと思い遊びだすまで待ってみてください。
子供がやりたくなった時期がタイミングです。このタイミングは子供によって違いますので他のお子さんと比べないでじっくり待ちましょう。
ちなみに、長女は1歳で20ピースをパパッと完成させましたが、次女は1歳の時は全くできず、8ピースがやっと。なかなか興味を示しませんでした。親としては、つい姉と比較してしまい、あーこの子はできない子なのかなぁーと決めつけようとしましたが、ぐっとこらえて、彼女のタイミングを待とうと決め、パズルはサッっとしまいました。こんな次女も5歳には500ピースのジグゾーパズルを完成させることができました。
だから、子供のタイミングをまち、パズルが苦手な子と早急に判断するのは待てくださいね。
ピースのサイズは大きめのジグソーパズルがいい
まずは大きめのサイズで簡単にできそうなものを選んでください。とっても大きいものから、小さいものまでサイズは様々あります。
とにかく、最初は大きめで簡単なピースのものを。幼児のうちに、パズルって
「楽しい」
「簡単」
「面白い」
と思ってもらうことが大切です。
子供が好きな絵のパズルがおすすめ
子供が好きなテーマや絵柄を選んであげてください。男の子が好きな電車やバスなどの乗り物パズルを女の子に与えてもあまり興味を持ちません。兄妹で使用することを考えるなら、動物や野菜果物系なら男児、女児問わず興味を示してくれるでしょう。
また、キャラクター系を避けがちですが、子供は大好きなキャラだと頑張って完成させたくなるのと、もともとキャラの絵柄の完成図が想像しやすいので、集中して一気にやり遂げることができます。
次のステップ(3歳児で100ピース、5歳児で500ピース)も難無く完成させることができます。
ディズニー系、ドラえもん、ポケモン、プリキュアなどの大きめのラージサイズのジグゾーパズルタイプのものがあります。
年齢別おすすめパズルはこれ
では、それぞれ年齢にあったおすすめのパズルをご紹介します。
2歳児は大きめの4〜9ピースのパズル
2歳児には手のひらより大きいサイズのパズルがおすすめ
絵柄がわかりやすいので、完成しやすいです。とにかく、夢中になって楽しめることが大事。
あっという間に完成
3歳児は大きめの25ピースのパズル
3歳時も絵柄がはっきりとわかる大きめパズルがおすすめ
ピースの絵柄を区別しながら感覚的にはめていきます。
これで完成。
途中でわからなくなってくじけそうになっていたら、あてはまるパズルをこっそり本人の近くに置いてあげて、パズルが完成する楽しさと、絵柄の区別の仕方にパターンの見つけ方を実感させてあげるといいです。
もし本人が嫌がったら、無理強いさせないことです。
4歳児は大きめの50ピース〜100ピースのパズル
50ピースになると若干小さくはなります。
でも、4歳時くらいになると、パズル完成するコツを体得しているので抵抗なくできます。
100ピースパズルだとこんな感じ
絵を組み合わせて
完成。
5歳児は大きめの500ピースのパズル
500ピースの大きさはこちら。かなり、大人向けのジグゾーパズルの大きさに近づいてきます。
好きなところからどんどんはめていきます。
パズル慣れしているので、早く完成させたいの気持ちで夢中でやります。
完成です。
100ピースになると、難しい分、本人が大好きな絵柄を選ぶかが重要。キャラは抵抗があると思うかもしれませんが、日本地図とかお勉強系のパズルは、見向きもしてくれません。
とにかく好きなパズルにチャレンジさせてください。
パズルが苦手という子には
「うちの子、パズルは苦手なんだけど、、、、。」
という方、いきなり難しものをやらせていませんか?例えば、同じ3歳児でも、2歳の時から5ピース、10ピース、20ピースと簡単なパズルから徐々に難しいパズルをやったことがある子は、次の30,50,100ピースと簡単にできるようになります。
ただ、全くパズルをやったことがない3歳児はの多くは、いきなり30ピースは難しく感じ、一気にパズル嫌いになります。その場合は、面倒でも、5ピース、10ピース、20ピースから始めさせると「パズル=簡単で楽しい」と認識してくれるので、あっという間に得意になります。